期待してたのに・・・
パフューム ある人殺しの物語
(2006;独・仏・西)
監督:トム・ティクヴァ (『ラン・ローラ・ラン』)
出演:ベン・ウィショー 、ダスティン・ホフマン 、アラン・リックマン 、レイチェル・ハード=ウッド
★★☆☆☆(1.8)
18世紀のパリは悪臭が立ち込めていた。そんな土地に産み落とされた赤ん坊。
驚異的な嗅覚を持ち、究極の香水を作りたいと考えるようになる・・・
世界45か国で発売され、1500万部の売上げを記録したベストセラー小説の映画化。
何と言ってもダスティン・ホフマンの役どころの不甲斐なさ!なんたることか。
アラン・リックマンとの競演もないし、それを観にいった私としてはすでに評価低し。
ベストセラーになったくらいなんだから、小説の世界ではかなり不思議な魅力だったのだろうけど、こちらは妙に幼稚なナレーションにもどうなのかと思ってしまいました。
オープニングに見せたシーンがどこに結びついてるのか??それが最後までわからなかったんですけどもし分かる方がいたら教えてください。
サスペンス系にありがちな“わざわざ危ないところに行く女”には本当にいらいらさせられました。おとなしくしてればいいのに。
ラストの20分は、エキストラがかわいそうに感じてしまいましたね。どうしてもあれを美しく衝撃的な映像とは思えなかった。つらかった。
ベン・ウィショーという俳優は初めて見ましたが、この役柄には合っていたと思います。
普段は寡黙なのに時に饒舌になるあたり、初めは違和感がありましたがこの主人公の本能の部分を表現しているのかなあと思いました。ラストの晴れない表情もしかり。
でもタイトルに書いたような印象で、2時間27分は非常に長かった。
せめてフランス語にしてくれよ・・・
3月3日公開。