…たった1人の相手と人生を共に歩もうと決めること」
パリ、恋人たちの2日間
監督:ジュリー・デルピー
出演:ジュリー・デルピー、アダム・ゴールドバーグ、ダニエル・ブリュール
★★★★☆(3.5)
ニューヨーク在住のフランス人写真家マリオンと、アメリカ人インテリアデザイナーのジャックは付き合い始めて2年。2人はベニス旅行に出かけ、その帰りにパリに立ち寄る。故郷パリで懐かしい仲間たちと盛り上がるマリオンと、フランス語ができず不機嫌になるジャック…
『ビフォア・サンセット』でアカデミー脚本賞にノミネートされたジュリー・デルピーが監督、脚本、製作、音楽、編集、主演の六役を務めた作品。
これはアメリカとフランスの文化の違い(家族、故郷、セックス、生活…というふうに)を、2人の関係を通してコメディ風に描いた会話劇である。
ジュリー・デルピーはまもなく四十路だが、相変わらず美しい。
「“別れ”をコミカルに描きたかった」というジュリー・デルピー。
映画の最初から最後まで、マリオンとジャックはずっとしゃべっている。
別れのシーンでも、2人はとにかくしゃべっている。
おそらく、付き合ってきたこれまでの2年間も、2人はしゃべりまくっていただろうに、
パリでのたった2日間で、お互いの知らなかった部分を見ることになる。
“男女のコミュニケーション”は言葉や会話の量ではないということか…
マリオンの父親役と母親役は、ジュリー・デルピーの実父と実母だそうだ。
そして、マリオンの恋人役のジャックを演じたアダム・ゴールドバーグは、“元彼”なんだって。
地で行ってるじゃん!さすが…