ブロガー試写会でした。
サンキュー・スモーキング
(2005;米)
監督:ジェイソン・ライトマン
俳優:アーロン・エッカート 、マリア・ベロ 、アダム・ブロディ 、サム・エリオット
★★★★☆(4.0)
タバコ研究アカデミーの広報部長。タバコを“悪”とする風潮の中、巧みな話術で世論と戦うという痛快な風刺コメディ。
間違いのないように言っておくと、これはタバコ会社や喫煙擁護の話ではない。
世の中がいかに“情報操作”されているかをタバコを舞台に皮肉った作品である。
圧倒的な存在感なのが主演のアーロン・エッカートでもなくケイト・ホームズでもなく、
スポークスマンの息子役のキャメロン・ブライト。
現在上映中の『記憶の棘』でニコール・キッドマンと共演した子役なのだけど、今後注目株だと思います。まなざしが印象的。
ハリウッドのエージェントと交渉するシーンなど、抱腹モノでした。
ハリウッド俳優の実名が出てくるので、映画好きには特に面白い場面。
それと息子相手に話し方の術を教えるところも、重要な伏線になっています。
世の中、人間にとってよくないもの(ここではタバコ、銃、酒)って、ちゃんと自覚しているのになくならないのは、人間の考え方が矛盾してるからだよね。と思うのは話術にやられたのかな。
セリフが多くて速いので、英語がわかればもっと楽しめるのに・・・と悔しくなった。
私のように英語が聞き取れない方は、劇場の後方の客席で観ることをおすすめします。
字幕と映像を少ない眼球運動で見られるように・・・
10月14日公開。