R-18です。
ジョルジュ・バタイユ ママン
(2004;仏)
監督:クリストフ・オノレ (「NOVO/ノボ」)
俳優:イザベル・ユペール 、ルイ・ガレル 、エマ・ドゥ・コーヌ 、ジョアンナ・プレイス
★☆☆☆☆(1.0)
17歳の少年が、カナリア諸島に住む最愛の母親と二人きりの生活を始める。
しかし徐々に母親の本当の姿が見えてくる。少年と母親との関係も変わってくる・・・
フランスを代表する思想家ジョルジュ・バタイユの遺作「聖なる神」を映画化した作品。
全く前知識無しで観に入ったのだけれど、感想はとにかく「わからなかった」。
なぜかといえばたぶん自分の置かれた現実とあまりに離れすぎていたせいだろうと思う。
イザベル・ユペールが好きなので、前々から観ようとは思っていたし、確かにユペールの、
女として枯渇した、謎につつまれた人物の演技は良かったのだけれど、それが十分に味わえるほどストーリーを理解できない。
パンフレットを読んで、ふーん、と思うところはいくつかあったけれど、それでももう少し“ジョルジュ・バタイユ”の頭の中を一度も見たことのない人間にもわかるように作ってよ、という感じ。
性描写が多く、そのためR-18になっているのだけれど、なんというか、全然性欲じゃないんですよ。いずれその理由(親子の関係が特殊な理由、とか)がわかるかな、と思いながら観ていましたが、結局わからないままエンドロールでした。
テアトルはこの作品に結構力を入れているらしく、今週末と来週末に公開記念オールナイトを実施する。
そんなにいい作品かな。私にはさっぱりわかりません。