生ジョディは美しかったです。
ブレイブ ワン
(2007;米・豪)
監督:ニール・ジョーダン(『クライング・ゲーム』)
出演:ジョディ・フォスター 、テレンス・ハワード 、ナヴィーン・アンドリュース
★★★☆☆(3.0)
NYでラジオ番組のDJを務めるエリカは、突然襲ってきた暴漢たちに婚約者を殺され、自身も深い傷を負った。犯人の男たちを捜す彼女は、夜の街をさまよい“復讐”を開始。やがて市警の捜査の手が彼女に伸びていく…(MovieWalkerより)
『パニック・ルーム』『フライト・プラン』に続き、ジョディ・フォスターがたくましく戦うサスペンス。ジョディはアクションスターとしても定着してきた感がある。
期待していた作品だけに、人物の心情描写が浅いことに肩透かしを食らった。
「許せますか、彼女の“選択”」という宣伝コピーからもわかるように、ジョディ演じる主人公エリカの決断をどう見るか、観客に考えさせるのがこの作品の狙いだろう。
しかし、それにしてはエリカの心情よりも行動にばかり焦点が当たっているし、彼女に近づく刑事の位置も曖昧。
ただ、娯楽作品としては面白い。適度に驚かせてくれるし、ほっとさせてもくれる。
「ラスト15分に用意された衝撃の結末」とあったが、こういう結末は過去に観たことがあるはず。
ジャパンプレミア試写会のため、上映前に製作陣と主演のジョディが登壇。
黒いワンピースのジョディは、今年45歳。『タクシー・ドライバー』の少女役が懐かしいなあ。
10月27日公開。