やっと今年イイのが出た・・・
Candy(原題)
監督:ニール・アームフィールド
ヒース・レジャー、アビー・コーニッシュ、ジェフリー・ラッシュ
★★★★☆(4.0)
ドラッグ中毒を克服し、障害を乗り越えようと試みる若い男女の、愛と再生の物語。(ワイズ・ポリシーHPより)
スニークだったので当然前知識ナシで観ましたが、これが非常に良かったです。
ヒース・レジャーは別人のように若々しいし、何と言っても新鋭女優アビー・コーニッシュの演技が素晴らしかった。
本当にどうしようもない若者2人の日常を描いているので、最初のうちこそただのドラッグ映画なのですが、話が進むにつれて奥行きが見えてくる。
結局本当のところは言葉で語られないし、もちろん映像で見せてくれるわけでもないので、消化不良になる人も多いかもしれませんが、私はこういう“見せ方”はとても好きです。
ラストは男が大きな決断をし、女はそれを悟る。言葉数は少なく、2人の演技力だけで観客に理解させるシーンですが、場所とショット、画の明るさ、すべての按配が良かった。
ヒース・レジャーファンならずとも、観て損はないと思う。
秋公開。これだけ絶賛しておいてしばらく観られないのは口惜しいと思いますが、楽しみにお待ちください!