例年の如く、映画仲間のYさんと2006年の映画賞を決めました。
昨年のようにさっくりとは決まらなかった。つまり粒ぞろいだったということですかね。
最優秀作品賞:「ブロークバック・マウンテン」(アン・リー監督;米)
優秀作品賞:「ホテル・ルワンダ」(テリー・ジョージ 監督;英/伊/南ア)
米アカデミー賞と似た結果になってしまいましたが、それぞれの思い入れもあり、話し合いの末決定。
「ホテル・ルワンダ」に関してはドン・チードルが主演男優賞とも言えるかも。
優秀作品賞邦画部門:「ゆれる」(西川美和監督)
どうしてもこの作品に賞をあげたくて新たに(勝手に)部門を設けた。香川照之は助演男優賞でもいいかも、というくらい鬼気迫る演技でした。
主演男優賞:デビット・ストラザーン:(「グッドナイト&グッドラック」;米)
助演男優賞:キウェテル・イジョフォー(「キンキーブーツ」;米/英)
・・・いよいよマニアックになってきた。
主演女優賞:ユリア・イェンチ(「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」;独)
助演女優賞:シャーロット・ランプリング(「家の鍵」;伊/仏/独)
前回はなかなか決まらなかった女優賞ですが、今回はほかにも「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズなども候補に。
そのほかの賞はこちら↓
監督賞:ジョージ・クルーニー(「グッドナイト&グッドラック」;米)
50年代、“赤狩り”が蔓延するアメリカで報道の自由を武器に戦ったエド・マローと男たちの生き様を描いたこの作品は、ジョージ・クルーニーがニュースキャスターだった父親への“ラブレター”だと言ったのは有名な話である。
脚本賞:ポール・ハギス(「クラッシュ」「父親たちの星条旗」「007/カジノ・ロワイヤル」)
ノア・バームバック(「イカとクジラ」)
脚本のいい映画は記憶に残る。ポール・ハギスは天才かもね。
優秀音楽賞:「キンキーブーツ」(ジュリアン・ジャロルド監督)
観た人ならこの賞は納得のはず!
撮影賞:「ある子供」(仏)「カポーティ」(米)
カメラの動き、色彩、撮り方などが印象に強い作品です。
ラジー賞:「リバティーン」(米)
「TANNKA短歌」(日本)
これらもある意味思い入れが強い。ひどい!時間のムダ!と思っている。
「トランスアメリカ」「プルートで朝食を」など、ほかにも捨てがたい作品はいくつもあり、やはり2006年は“当たり年”だったのだと思います。
今年も良い作品と出逢えますように。