どれにするか悩んで、結局この作品を観ることにしました。
トンマッコルへようこそ
(2005;韓国)
監督:パク・クァンヒョン
俳優:シン・ハギュン 、チョン・ジェヨン 、カン・ヘジョン 、イム・ハリョン 、ソ・ジェギョン
★★★★☆(3.8)
50年代の戦争中の韓国。戦闘機が不時着したアメリカ兵士、迷い込んだ“北”の兵士と“南”の兵士。3組の客がトンマッコル村へ導かれてきた。初めこそ警戒しあう彼らだったが、村人のあたたかさに触れ、徐々に感情も変わってくる・・・
初監督作だそうですが、かなりお金かけて作られています。
もともとは舞台劇だったそうですが、映画だからこそできる表現などが多く、非常によくできているな、と思いました。
設定を少しでもリアルにするためにファンタジーにしたのだけれど、韓国ではファンタジーは敬遠されがちなのだそうで、インタビューでもファンタジーという言葉は使わないように、ということがあったのだとか。
途中の『イノシシ事件』の場面では、何度も噴き出してしまった。俳優たちの顔の演技、間の取り方、画の構成、いや~悔しいけど巧い。
結末も決して悪くはないんだけど、何と言うか、やはり“男の結束”で終わるのね・・・とちょっと思ってしまいました。この作品に“女性”は出てきません(何を言いたいかは観ればわかる!)。
韓国映画のブームのピークは去ったけど、下降気味?と思うたびにこういう作品に出逢う。
悔しいけど日本にはこういうのないですよ。戦争の映画、という意味ではありません。
上映後、感想を書くように言われたので書きました。
どうですか。宣伝側が喜びそうなコメントでしょ。^^
10月28日公開