完成披露試写会に行ってきました。
ナイロビの蜂
(2005;英)
(原題:The Constant Gardener)
監督:フェルナンド・メイレレス (「シティ・オブ・ゴッド」)
俳優:レイフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ 、ユベール・クンデ 、ビル・ナイ
★★★★☆(4.2)
非常に深い作品。
実は初め、ビル・ナイ(「ラブ・アクチュアリー」で変な歌を歌っていたおっさん)が出てきた時はプッ、と笑ってしまったんだけれど、その後はすっかり集中してしまった。
イギリスの外交官として働くジャスティン(レイフ・ファインズ)はある日、弁護士で救援活動家の妻テッサ(レイチェル・ワイズ)が殺害されたことを知らされる。妻の死の意味を探る中で、ジャスティンは政治の癒着とともに、妻への愛の深さを知る、という話。
実話に基づいているんじゃないかと勘違いするような内容でした。でも、やはり有色人種の命は自分たちより安い、と思っている人がいるというのは事実でしょうから・・・
大げさな表現方法だという批判はあるかもしれませんが、私としては、俳優のセリフと表情で、状況説明に過不足なし、と思っています。
今作でレイチェル・ワイズがアカデミー賞助演女優賞にノミネートされています。「コンフィデンス」に出ていた時から注目していた女優でしたが、確かにスバラシイ。ぜひともオスカーを手にしてほしいです。
雄大な自然が画面いっぱいに広がるシーンがいくつも続き、日常を忘れさせてくれました。
今回、最高の音響で、最高の画面で観ましたので、また格別でした。ぜひ鑑賞環境を整えて観ていただきたい。
試写後、カメラの前でコメントしました。ここで「すっごく感動して泣いちゃいました~」とか「もう最高の映画ですぅ」とか言えばテレビCMに使われるんだろうな・・・ものすごくまともなコメントしてしまいましたからねえ。もう一人の私が邪魔しましたな・・・
5月中旬公開。