レイト・ショーで見てきました。
僕と未来とブエノスアイレス
(2004;アルゼンチン、仏、伊、スペイン)
監督:ダニエル・ブルマン
俳優:ダニエル・エンドレール 、アドリアーナ・アイゼンベルグ 、ホルヘ・デリア
★★★☆☆(3.0)
母親とランジェリー店を営んでいるアリエル(ダニエル・エンドレール)はポーランドへの移住を考えている矢先に生き別れた父親が町に戻ってくる・・・
“南米のウディ・アレン”と言われているダニエル・ブルマン監督作品。どうしてかというとセリフがすごく多いからです。こういう作品を見ると、やはり現地語に精通していたらもっとおもしろいんだろうなあと思ってしまいます。
映画としてはレイトショーだということでわかるように非常に小品です。
劇的な幕切れがあるわけでもなく、淡々と、少し笑いを交えて終わります。
主演のダニエル・エンドレールの後姿をずっと捉えていくカメラワークはおもしろかったですね(そういえば宣伝広告で使われているのも後姿でした)。
終盤、自分を残して出て行った父親の本当の理由を知ったあと、爪磨きをする父親とバックミュージックの滑稽なリズム。ミュージカルにも向く話かもしれません。